現在のプレミアムドリーム号の2階のスーパーシートは、通常のドリーム号と同じく前後11列仕様ですが、
今日は僅かに残る前後9列という、ゆったり仕様をご紹介します。

まずは論より証拠のこちら。
大型座席がゆったり配置されています。
これだとリクライニングでの揉め事も少ないでしょう。
こいつが11列ではやはり少々窮屈では…

このように小型のトランクをおいてもまだまだ余裕。9列便は指名買いされる方が多いようで、大きな荷物をトランクに預けず、足元に置く光景がそこかしこに見られます。

本来は、11列のスーパーシートの写真も用意すべきですが…なぜか手元になく…。9列便もフルリクライニングやレッグレストを有効に使っている写真がどこかへ行ってしまい…
参考にならない記事で申し訳ありません。

プレミアムドリーム史上、最大のスペースを誇る座席がこちら。
階段後ろの8A席です。11列便では階段後ろに3列設置されている座席が、9列便では、2列のみ。座席が大型のため、B席との間に通路はありませんが、大型アームレストとカーテンであまり気になりません。

このシートピッチ!そしねこんな広大なテーブルも、ドリーム史上最大ではないでしょうか?(消火器もついてます…)

唯一残念なのが、このそびえ立つフットレスト。これが水平になれば良いのですが、他のクレイドルシート同様、斜めの状態で止まります。これがなければ、写真右側の8B席など、Pシートをしのぐ足元スペースになるかもしれません。

この9列便も残りわずか2000年式車が2両のみとなったようです。以前は神戸系統で毎日活躍していましたが、もはや週末の300番台のみ。
(追記…関東と西日本に1台ずつだと思っていましたが、西日本は2台とも生きているとこ情報も…)

今年(2014年)6月にリニューアル工事に入ったので、まだしばらくは走ってくれるかもしれませんが、グランドリーム号も誕生した今、いつまで走ってくれるかはわかりません。

こちらは昨年12月31日に大阪→東京のP昼特急に入った9列車。最前列を押さえました。昼特急でもリクライニングを結構倒せます。後ろのお姉さんも「どーぞどーぞ♪」とニコニコだったのを思い出します。

ツアーバスが台頭して来たころ「とにかく安く」か「高級指向」かの二極化が進んでいました。良くも悪くもフツーの無印ドリームは苦戦…。
そんな中、JRバス関東と西日本JRバスの2社は「スーパーシートの料金を下げる代わりに11列にし大増発。無印ドリームを減便する」という施策にうって出ました。
その後、ご存じの通り、ツアーバスは新高速バスに一本化され、状況が変わって行く中、いまでは無印ドリームとの料金差は200円に。カーテンとコンセントはあるものの、11列仕様の夜行でA席(B席との間に通路なし)に閉じ込められるのはちょっとツライかな…。
ならば無印ドリームのほうが、という方もいるようです。

9列プレミアム。まだ未乗車の方は今のうちに是非。
独断と偏見に満ちた記事でありますが、
お読みくださり、ありがとうございました。

オマケその1
座席側面の茶色モケット。以前のスーパーシートが茶色だったころの内装の名残り。

オマケその2
大晦日に運用に入った9列便、最前列よりの眺め。ウォータースポットがかなり…